バズるってどういう意味?

SNSを見ていると「バズる」という表現をよく目にしますが、バズるってどういう意味なのでしょう?

語源は蜂がブンブン飛び回る音

「プログラムにバグが見つかった」という時に使われる「バグ=bug」は虫のことなので、それに語幹の似ている「バズる」も虫に由来するのかと思いきや、こちらはただの虫ではなく、蜂、それも蜂がブンブン飛び回る音が語源でした。

「ブンブンいう、ブンブン飛ぶ、忙しく動き回る、がやがや言う、うわさする、ざわつく、ざわめく」といった意味の英語「buzz」は、特定の話題についてSNSを通じてたくさんの人が噂をしたり、意見を述べ合う状態を表すネットスラングです。

若い人だけではなく、いい年をしたお父さんお母さん世代でもSNSのチェックに忙しい昨今では、ちょっとした話題で簡単にバズっちゃうというわけです。

マーケティングの手法

もともとはバズマーケティングという広告手法の一つです。
意図的にバズる状態を作り出し、それを利用してモノやコトの知名度・話題性を高めて売り上げにつなげようという狙いです。

現在、バズらせる手段として有効なのが、スマホ版の口コミツールであるTwitterやInstgramです。
メディアを介した宣伝や情報サイト、企業ホームページなど、公式な情報よりも、スマホ世代の人々はSNSの情報に食いつきやすい傾向があります。

Twitterは投稿できる文字量が制限されているため、論理性に欠けた感情のぶつかり合いが生まれやすく、リツイートやリプでちょっとした自己主張ができる手軽さとも相俟って、毎日どこかで無数のバズが巻き起こっている状態です。

画像や動画の投稿・配信によって情報発信しやすい機能が売りのInstgramは、さらにストレートにバズりやすいツールだと言えます。

どちらもユーザー同士が相互にフォローし合っているため、大した話題でなくても拡散しやすいのも特徴です。
有名人にリプ(返信)することで、現実では近付くことすらできない世界の人と近しい関係を持っているかのような疑似体験に浸れるのも、こういったSNSに人々が夢中になる秘密であり、そんな非現実的な空間の中で普段ならスルーしてしまう話題にまで首を突っ込んでバズってしまうのです。

スマホ世代の群集心理

ブログや情報サイトで情報を発信しても、それが他の人に届くまでには時間がかかります。
一方、TwitterやInstgramでは、情報を発すると同時に相互フォローし合っている多くの人のスマホへ情報が届けられます。

それが他人の感情を良い意味でも悪い意味でも揺さぶるものであれば、リツイートで一気に拡散され、リプがリプを呼んでバズってる状態に至ります。

しかし、これがいわゆる「炎上」と違うのは、良い悪いという感情からではなく、単に話題になっていることにリプしてちょっとした騒ぎに参加してみたぐらいの軽い気持ちからバズっている点です。
ネットで話題になっていることにとりあえず自分も一丁絡んでみるか、的な群集心理の現れがバズることだと言えるでしょう。

ですから、炎上した話題や人物が結果的に悪いイメージを持たれるのに対して、バズる話題や人物には負のイメージは付きません(ユーザーがそこまで深く考えずに行動しているとも言えます)。
こうした特徴を利用して、商品やタレントを話題にすれば、手っ取り早く知名度を上げることに繋がります。

バズを一発で鎮めるには

バズるの語源はハチが飛び回る様を表すbuzzですが、夏になるとブンブンと羽音を響かせて飛んでくるハチに辟易としている人も多いのでは?
花の蜜を集めて回るミツバチ程度なら可愛いのですが、アシナガバチくらいになると羽音もうるさいし見た目も凶暴そうだし、追い払おうとしたら刺されそうだしで、お困りの人も多いのではないでしょうか。

そんなうるさいハチを一発で退治したいのなら、アースジェットやキンチョールのような一般的な殺虫剤がおススメです。
ハチ専門を売りにした殺虫剤も発売されていますが、ハエや蚊まで幅広く虫退治をうたっている一般的な殺虫剤でも十分ハチを退治してくれます。
むしろハエや蚊よりも、ハチのほうがシュッと一発で効果があります。
スズメバチにも殺虫剤は大変有効です。
巨大なハチの巣を駆除する時は安全のためにも専門の業者に依頼するのが一番ですが、庭いじりをしている時や洗濯物を干している時にハチがブンブンと飛んできたら、アースジェットやキンチョールをシュッと吹きつけてやれば、一発で退治できます。

SNSでバズってるのを見かけたら、そんな殺虫剤のようにシュッと一発浴びせるだけで騒ぎを鎮められるようなツールがあれば面白いのになぁと思う反面、バズマーケティングを利用して売上を伸ばしている広告代理店やTwitter社、Instgramの親会社であるFacebook社などにとっては飯の種がなくなることになるので、そんなツールが世に出ることはなさそうです。
これからもSNSでは日常的にあっちこっちで人工的なバズが生み出されていくのでしょうね。