スイーツで「フロマージュ」というと「チーズケーキ」のようなイメージが広がっていますが、本当にそれで正解なのでしょうか?
そもそも、フロマージュって何?
フロマージュ=チーズケーキ?
実はフロマージュとは、フランス語でチーズのことです。
フロマージュ=チーズ、です。
この言葉が入ってきたときに、新種のスイーツだと心躍った方も多いでしょう。
しかし、単にフランスではチーズのことをフロマージュと言います。
ですから、「フロマージュ=チーズケーキ」というイメージを持つのは間違いとになります。
フランス語でチーズケーキのことを表現するときは、
◯タルト・オ・フロマージュ(tarte au fromage)
◯ガトー・オ・フロマージュ(gateau au fromage)
になります。
チーズの話
チーズというのは、動物の乳に菌や酵素を加えて、凝固させて乳清を取り除き、改めて乳酸菌やカビで発酵と熟成させて作られるものです。
日本でも最近は大企業のチーズだけではなく、各地で地元の乳を使って作るご当地チーズが誕生していますが、牛乳王国フランス語では、1000以上のフロマージュが存在しています。
それだけフランスではフロマージュの出番が多いということになります。
フランスの食事にはフロマージュが欠かせない存在であるということです。
フロマージュ=漬物
日本の家庭で食事に欠かせない発酵食品と言えば漬物です。
各家庭で独自の味付けがあり、ほぼ毎食口にしている人も多いでしょう。
フランスでのフロマージュの存在もそんなイメージです。
少し飛躍した表現ですが、「フランスのフロマージュ」=「日本の漬物」といってもいいかもしれません。
フランス料理と日本料理の違いも大きいですが、どちらも家庭の食卓に欠かせないものという意味では同じですね。