運動神経ってどんな神経?

運動ができない芸能人がスポーツに挑戦して、そのギコチない姿を見て笑うテレビ番組があります。
運動神経がない芸人さんを見て笑える人は良いのですが、私も「あんな姿になってしまう・・・」と真顔になってしまう方も案外多いのではないでしょうか。

運動神経がないって何?

専門家によると運動神経なんていうものは存在しないといいます。
いわゆる「運動神経がない」というのは、身体操作性が劣っているというのが正確な表現だと言います。

身体操作性とは、こうして動けばこうなるという体験です。
足を高く上げたら早く走れるとか、ここできちんとジャンプをしたら跳び箱ができるといった学習です。

ですから、運動神経がないと言われる方も、その運動に必要な動きを体験して学習することができれば、それまでできなかった事ができるようになる、というケースが多々あります(もちろん100%ではありませんが)。
ちょっと指導を受けるだけで、子供の頃からできなかった逆あがりや跳び箱ができるようになる人も多いといいます。
スポーツ教室や体操教室というと子供向けの習い事のように見られがちですが、成人向けに体の使い方・動かし方を指導するスポーツ教室も人気を集めているといいます。

できないから諦めるの悪循環

「運動神経がない」と言われる人の特徴として、スポーツ指導者やコーチ、体育の先生に指導されていることを簡単に実践できない、という点があげられます。

足を上げてダイナミックに走ると速くなる、と言われ、自分ではしっかり足を上げて走っているつもりなのに、傍からみると全く上がっていない、フォームがおかしい、タイムもあがらないということで、「運動神経がない」ということにして諦めてしまうのです。

具体的な指導で運動能力が向上する

しかし、この時に指導を一歩前に戻って行うことで、できる運動もあります。
それが身体操作性がわかるということです。
驚くことに、そのコツを掴むことで、次のステップもスムーズに行くことになり、運動神経がない自分を返上することにつながります。