TDKって何の略?

TDKと言えば、カセットテープやビデオテープの会社として認識している方も多いことでしょう。
キャンディーズが出演していたCMを懐かしく思い出されるオールドファンもいるのでは?
カセットもホームビデオも今では姿を消してしまい、TDKもなくなってしまったのでは・・・と心配されている方もいるかもしれませんね。

1935年創業の老舗

しかし心配には及びません。
TDKは今も健在です。
TDKという会社、決してカセットテープやビデオテープだけを作っていた会社ではありません。
世界有数の電子部品メーカーとして安定して1兆円以上の売上高を誇る一部上場企業です。
もともとは1935年に世界最初のフェライトコアの事業化を目的として設立されました。

TDK社名の由来は

創業当時は、TDKではなく東京電気化学工業株式会社と名乗っていました。
後に東京(Tokyo)電気(Denki)化学(Kagaku)の頭文字をとってTDKとなりました。
正式に社名を「TDK株式会社」(英文社名はTDK CORPORATION)にしたのは1983年のこと。
これは日本初のラテン文字表記社名の企業となりました。
(当時は法務省がアルファベットによる商号登録を認めなかったため、登記上(株券・社債の表記も含む)は「ティーディーケイ株式会社」という表記となっていました)

TDKの今

現在のTDKは、世界30ヶ国以上に工場や研究所、営業所を130拠点もつ世界企業です。
海外売上高比率と海外生産比率はともに80%以上。
電子部品や電子材料のシェアが高く、記録デバイスの分野でもハードディスクドライブヘッド部品の製造で最大手です。
FA製品や、電波暗室等の製造・販売も手がけています。
オールドファンにはカセットテープのTDK!のイメージが強烈に残っていますが、すでに2007年に記録メディア製品販売事業からは完全撤退しています。

最後に、懐かしのキャンディーズ出演CMをご覧ください。